【ソーラーパネルDIY】中古キャンピングカーにDIY素人がフレキシブルソーラーパネルを”車体に穴を開けず”に取り付けてみた。

キャンピングカー
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こんにちは、最近の夏は暑すぎて食欲が失せる…なんて体験をした事がないお得にゃんです。

エアコンで冷え冷えの部屋で激アツ激辛鍋を食べるのが好きという、エコじゃない生活を送っています。

特に湿度に弱いまんじゅう体型なので除湿でエアコンを付けているので温度より冷んやり感じます。

さておき。

キャンピングカーは便利なんですが、我が家のヴォーンはシンプル装備なので電力はポタ電頼りの生活なんです。

所有しているポタ電は2,048Whとかなり大きめサイズなので2泊くらいなら炊飯器やケトルを使った生活でも問題なく過ごせます。

ですが、段々心許なくなっていく電気量と結局家で充電して電気を持ち運ぶんだと家の電気代が増えるだけなのでせっかくのポタ電が勿体ないなーと思っていました。

ブログやYouTubeでソーラーパネル取り付けているのを見ていいなーと思ってましたが、踏み切るまでに悩んだのが、ケーブルの引き込み!!

皆さん勉強されてて凄いなーと思いますが、車の配線ってどうも自分でやるのは不安で…

特にキャブコンタイプの車にソーラーパネルを付けてる物は大体車体に穴を開けて車内に線を引き込んでるんですよね。

・穴を開ける自信がない(開けたくないのもある)

・穴を開けたら売却する時塞げない(売却するか未定とはいえ)

・穴から水漏れ防止等の施工に不安

・穴を開ける道具がない

・穴を開けたとてソーラーシステムが本当に使えるのか不安

などなど、不安解消ができず悩んでいました。

ですが!

フラットケーブルなる物を発見し、車体に穴を開けずに車内に引き込みました!

見た目がちょっと…なので賛否あるかとは思いますが、なんせこちら美術2の素人BBA。

ですが、問題なく太陽が電気を溜めてくれているので自分でやって後悔ありません!

それではどうぞ!

フレキシブルソーラーパネルを購入

キャブコンなので、天井部分は広くどんなソーラーパネルを取り付けようか調べる所からスタート。

最終的には、土台不要の「フレキシブルソーラーパネル」に決定!

想像しているソーラーパネルは硬くて厚くて重いイメージでしたが真逆です!

薄くて軽くて下敷きのように折れ曲がるんです!

購入したのはこちら

詳細はサイトで確認してください!

その重さ何と3.8kg!片手で持てる重さです。

知らない間に技術は物凄い進歩してるんですねw

ただ思っている以上に大きくて配達時にびっくりしました。2枚頼みましたが1枚ずつの梱包でほぼ玄関の扉と同じじゃないかな?というくらい大きかったです。

外側の段ボールから出すと角が保護されていてしっかりした梱包でした。知らない会社の商品を購入した時に丁寧な梱包だととても好印象です。開ける前に不安になる事ありますよね?w

1枚ずつに取説が付いておりビニール袋に入っていました。特に傷や汚れもなく安心して使えそうな状態で到着。

様々なメーカーから出ていますが、価格に合わせてAmazonのレビューで不良品にすぐに交換で対応してもらえたとの書き込みがあったのでリョクエンのソーラーパネルに決めました。

お値段1枚(200w)

29,998円(税込)

安いです。(お得にゃん調べ)

というか、太陽光発電も大分歴史を重ねてきてるので価格が下がってきているのかもしれません。

2024年現在の相場価格は3万円から5万円位で販売されています。

ポタ電の入力ワット数の上限を確認してから購入する事をお勧めします!

ブライアンのポタ電はソーラーからの入力上限500wでした。

ソーラーパネルを天井に付ける際に知っておく事

ソーラーパネルは斜めに設置して発電効率を良くした状態での数値で販売されているので、キャンピングカーや車の上に平に乗せると発電効率が落ちます。(らしい)

大体屋根に取り付けてあるので斜めですよね?広大な土地に設置されているソーラーパネルも全部斜めですよね?平置きでも発電効率が落ちない物もあるのかもしれませんが、この価格帯では今の所調べた限りではなさそうでした。

それと、適切な表面温度は25℃を基準に作られているそうで、それ以上になると発電効率は下がると考えられます。

夏期は表面温度が80℃〜100℃に近い温度になる場合がありますと取説に明記されています。

なので、最近の日本の気候で考えると梅雨明け前の7月上旬には気温が30℃を超えてくるので、7・8月は想像より発電効率が落ちると思っておいた方がいいです。

因みに、ポタ電の使用温度はおおよそ40℃までを推奨しているメーカーが多い印象です。

真夏は心配なので、夜のうちにキャンピングカーにポタ電とソーラーパネルを接続して、太陽が上がり切る前に自宅の中にポタ電を移動するようにしています。

キャンピングカーに設置している温度計を見ると、40℃前後になるのは11時頃だったのでそれくらいまでには回収しています。車の窓を開けっぱなしに出来たり、外の日陰にポタ電を置いておければ40℃になる事は考えにくいので外に置ける環境でしたら外の日陰にポタ電を置いて充電すれば長く充電しても安心かと思います。

それと、手間になりますが車とソーラーパネルの間に断熱材を入れた方がソーラーパネルの加熱リスクを軽減できるとも取説に明記されているのでやった方が良さそうです!

まずはソーラーパネルの初期不良がないかチェック

1枚ずつポタ電に繋ぎ、自家用車の天井に置いてみて発電しているかチェックします。

ポタ電(20kg)に比べれば凄く軽いのでか弱い女性でも問題なくテスト出来そうです。

チェックをしたのは2024年4月末の午前10時頃。

気温は20℃位の快晴でこんなに発電するのか!と驚いたのを覚えています。

記事を書いている2024年7月現在、発電は2枚(並列)で230w程度なのでやはり気温に左右されるんだなと実感している2024年夏。

発電が確認でき商品に問題がないので、今度は家の中での作業に戻ります。

フレキシブルソーラーパネルに断熱材を貼り付け

金額はまとめて最後に紹介しますが、断熱材を調べていて東レのペフシートに辿り着きました。

ノーブランドとなっていて悩みましたがストアが「東レ」と謳っているので信じてポチ。

3m購入しました。

到着しても東レの物なのかは分かりませんが東レと思っています。

切り売りで個人に販売しているのは東レは想定していないとは思うんですが、ノリ面についている紙のシートに東レロゴかなんかを印刷しておいてくれると販売元も購入者も安心できるんですー。東レさんお願いしますー。

素材は発泡素材の低反発マットのような感じ。耐熱性・耐水性等に優れているとメーカーホームページに記載があったので決めました。

車の外なのでどれくらい効果があるのかは確認できませんが、直接天井に貼り付けるよりかは熱伝導を緩やかに出来てるのではないかと期待しています。

まずは穴に水が溜まるのを防ぐために気密防水テープで塞ぎます。

6箇所とも塞いでから裏面に両面テープを貼ります。

適当に貼り出したらこんな状態に(エヘ

最終的にコーキングで車体とくっ付けるのでそこまでテープを貼らなくても大丈夫だということに気がつき2枚目に。

そしてソーラーパネルより気持ち小さめにペフシートをカットし貼り付けて完成!

ペフシートは粘着剤が付いてなくても良かった気もしますが、車なので120キロ走行しても絶対飛んでいかないという安心が欲しかったので片面粘着剤付きの物にしました。

ペフシートとソーラーパネルの接着は心配だったのでコーナンの気密両面テープを購入しました。

世のDIY好きの皆さんは休日にこんな作業をしているかと思うと尊敬しかありません。専業主婦なのに途中で放棄しそうになる位めんどくさかったですw

見習わねば

それでは屋外の作業に移ります。

車の天井には鉄粉が!!

ソーラーパネルの設置面をきれいにしてから貼った方がいいとネットにあったので、飛んでいかないように安全に取り付ける為に天井を磨きました。

この作業が一番しんどかったです。(洗車きらい

ネットで調べれば調べる程みんな夫婦でやってたり旦那さんが仕切ってくれていたり男性が施工していたりして女性一人ぼっちでやっている人は少なかったように思います。乗用車に取り付けてる方はいましたがキャブコンに女性一人ぼっちで挑んだ人、友達になってくださいw

キャブコンは背が高いので長い脚立を伸ばして登るので結構大変です。そして水を上からかけるとご近所さんに迷惑と思いフクピカでまずは汚れを落とします。

天井に乗った感想は想像以上に揺れます!落下には十分気をつけてください!!

次に鉄粉を取る液体を吹きかけます。見た目にはそこまで汚れは見えなかったんですが、鉄にしっかり反応したようで汚ったな!

見えにくいですが、手前がスプレーした後拭き取った箇所、奥はスプレーした状態。

乗用車の屋根にもこんなに鉄粉て付いているでしょうか?コーティングしてある車なら付かないんでしょうか??

トラックだから?

色々考えても仕方ないので、ソーラーパネルを貼る場所だけ綺麗にしてコーナンのパーツクリーナで油分を取りました。スプレーして乾拭きすればいいだけなので簡単でした!

そしてソーラーパネルを設置!

見事にハの字w

勿論平行にしたつもりですよ?

配線を綺麗にしたいから頭を揃えて設置したつもりですよ?

立って確認したらこんなにもw

思ったより粘着が強めで、やり直そうと気がついた時には時すでにお寿司。

もー大トロもびっくりなくらい曲がってしまいました。

ま、誰にも見えないから良しとします。(立ち直り早い

ソーラーパネルと車体をコーキングで防水加工

そのままでも大丈夫そうにも思いましたが、やはり飛んでいったら大変だし不安なので思い切ってコーキングで防水を兼ねて接着しました。一応コーキングは綺麗に除去できるらしいのでそれを信じて設置に踏み切りました!

まずはマスキングテープでそれらしく囲います。

コーキングガン(コーキング剤を出すやつ)はこの先必要ないし、手で絞り出すコーキング剤にしようかと相当悩みましたが、コーキングガンを使うコーキング剤の方が断然安かったのでコーキングガンを購入。

コーナンで250円でした。やっすいの買いました。

そしてついでにコーキング用のヘラも買いましたが、器用な方は他の物で代用できると思います!

これも安くて173円。初めてのコーキングでしたが、それからコーキングしている所に目が行くようになって職人って凄いなーっと感じました。

美術2の出来栄えはこんなもん。

マスキングテープを取るタイミングが肝らしいのですが、全く分からず1時間後位から何度も様子見て剥がしましたが最初はデロデロになってしまい、最後はテープが剥がれず固まってしまいました。

ま、見えないからいっかw

コーキング剤は安いやつを使いましたが、防腐剤入りの方が車には良さそうです!キャンピングカー屋に聞いたら防腐剤入りを使っているとの事でした。

ボディに穴を開けずに車内にケーブルを引き込みます

まずは結束バンドでケーブルをまとめて結束バンドベースなるものでボディに固定します。

接着力弱いかなー?と思いましたが取れる様子もないので引き続き観察を続けていきたいと思います。

風の抵抗を減らすためケーブルは平たく空気が通るように…とか考えてましたが良くわからないのでとにかく飛んでいかないように固定しました。

ソーラーパネルについていたケーブルでは少し長さ不足だったので延長ケーブル(赤黒)を購入。

10個入りの結束バンドベースは9個使用しました。残り1つは室内で使用。

そしてケーブルの引き込みはここから!

バンクベッドの小窓から引き込みました!

そして黒いと目立つので白いビニールテープでケーブルをぐるぐるにしてみました。多少は目立たなくなったと思ってます。

窓のパッキンは結構柔らかかったので挟んでピッタリ閉めても問題なく通電しています。どれくらいの耐久性があるか不明なのでたまに確認してケーブルを触っていますが特に変化は感じません。

今後も経過観察を怠らないようにします。

小窓にはシェードと網戸が付いているので、ケーブルに少し遊びを持たせて配置したのでどちらも使用できています。ただどーしてもケーブル分の隙間はできてしまうので、寝るときはカーテンも併用しています。

それ以外には特にケーブルに関して問題は起きていません。

室内の使用感はこちら

最初はスイッチを付けようか悩みましたが、今のところ他の装置にソーラーパネルを接続する予定がないのでポタ電用にケーブルをそのままにして使う時に接続するようにしました。

結束バンドベースを窓枠に使いコードがぶらぶらしないようにしてたるませたケーブルを窓に引っ掛けて収納しています。上からの網戸も下からのシェードもコードを挟んで使うようになるので多少隙間は発生してしまいますが、どちらも使えています。

窓からはクッションの下を通してリビング部分に線を引っ張ります。端っこなので体重もすごくかかる場所じゃないので問題なさそうです。

そして下にある下駄箱の上(我が家は電子レンジを置いてます)にケーブルを纏めて使う時だけ刺して充電してます。

そしてこのケーブルはサイズを間違えました!!

我が家のポタ電はコネクタ部分がXT90という規格だったんですが、サイズが複数あると知らなかったので激安の延長ケーブルを買ってしまいました。

ケーブルを切断してコネクタを付け直そうか悩みましたが、電気の部分なので漏電が心配で変換コネクタを購入しました。(電気工事士2種では立ち向かえず)

分かりにくいんですが左がXT60で右側がXT90です。

オスメス変換コネクタが2個セット(計4つ)で990円だったので、XT90の延長ケーブルを買うより遥かに安かったんですが、コネクタが弱々しく充電しながら走行したらコネクタが折れました。2個セットだったのでなんとかなりましたが、ハンダ付けが弱かったみたいです。

安全に使う為にはここはケチらず規格通りの延長ケーブルを買った方が良さそうです。

ソーラーパネル設置にかかった合計費用

ソーラーパネル200w ¥29,998✖️2

ペフシート3m ¥6,900

延長ケーブル外用1.5m  ¥1,299

延長ケーブル室内用5m  ¥2,599

フラットケーブル50cm  ¥1,500

並列接続用コネクタ ¥990

鉄粉落とし剤    ¥681

パーツクリーナー  ¥272

気密両面テープ50m  ¥734

気密防水テープ50m  ¥635

コーキングガン  ¥250

コーキング剤   ¥437

コーキングヘラ  ¥173

マスキングテープ24m ¥400

結束バンド100個 ¥150

結束バンドベース10個入り ¥272

XT60→XT90変換コネクタ ¥999

合計 約78,287円!

そのうちソーラーパネル本体が60,000円位なので、周辺グッズが18,000円位ですね。

それとBBA1人の人件費のみ!

業者に頼むよりは断然安く施工できましたが、見栄えや労力を考えると自分でやるのと業者に頼むとで意見が分かれそうです。どちらがお得かは難しい問題です。

まとめ

シンプルなキャンピングカーを買ったので電力不足は想定内。なのでポタ電生活をしていますが、ソーラーパネル設置の他にポタ電の価格を考えるとプラス10万円(ポタ電本体代)なので自分で設置したとはいえ出費は多いです。

大容量リチウムイオンバッテリーにして走行充電+ソーラー充電にすればスマートな充電と大容量電力は手に入れられますが、更に大きい金額になってしまいます。

ただ、ポタ電はキャンピングカー以外の場所でも使えるというメリットもあるので、キャンプや乗用車で出かける時にも使えると思いポタ電生活を選びました。

ポタ電は20kgというかなりの重さですが、それくらいは持ち運べるナイスバディを持っているので、重たい物が持てなくなる年頃と体型が来たら次の作戦を考えたいと思います。

一応ポータブルクーラーも設置して現在検証中ですが、やはりキャンピングカーのエアコン問題は根強いですねー。画期的な商品が開発される事を願います。

痩せてる人はエアコンなしで夏の夜を乗り切れるんでしょうか?

私はエアコンの無い生活は1ミリも考えられません。

・・・。

キャンピングカー要らないやんけ!

なんて言わないよ絶対〜

それではまた!

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